月刊自動認識2023年7月号連載記事
はじめに
今年も半分の月日がながれたが、今年の初めに立てた目標の達成率はいかがでしょうか。人が目標を立てるときには、その人の性格が大きく影響されると言われており、その人が立てるレベルの目標値を「要求水準」と言う。初期の水準に達したかどうかで、次の目標水準を決めるが、その決め方に、その人の性格が大きく影響されるので、例えば並んだ数字の両側の足し算を決められた時間内で、数回行う内田式ークレペリンテストなどで、その人の性格の一面を見ることができると言う話である。さて、今回も、視覚障がい者、シニアの交通利用支援について考える。多くの読者から「今回の連載記事の最後のユースケースの様なサービスが出来たら良いですね」といわれて「それが出来るのを楽しみにしてるよ」と言われた。
今月も鉄道利用の支援の続きについて説明する。
ETA・AALのユースケース(23の続き)
視力障がい者にとって駅の自動改札口を通過するのは、とても大変である。入口、出口専用、交通カード、紙券利用可なのか、改札が幾つあるかなど悩む所だが、駅の改札には、ピンポーンという「音サイン」が流れており、音サインが鳴る方には駅職員がいるとの事で、支援してもらえる。また、慣れない駅などでは、どのホームに乗る電車が来るのかもわからず、なんらかの支援が必要である。支援専任のステーションコンシェルジュが、常駐していると、その様なときに支援ができる。
少し飛ばすが、「バス・レール・ナビ」と言うアプリケーションで、それは、シニアや障がい者が交通機関を利用するときに、家から交通機関を利用して目的地まで、AIがガイドしてくれるアプリである。そのアプリを使って、ユースケース24を書いている。これは、実際に読んで欲しい。
おわりに
空いてる時間帯に、サイクリングの客に自転車専用車両を作る事を提案している。