はじめに

この資料は、ETA・AAL推進協議会の定款にある事業を具体的に説明する事を意図している。今後の実際の活動により、追加、更新等の見直しを行っていく事がある。

ETA・AAL推進協議会の事業の特徴

  1. この協議会では、この分野における国際/国内標準規格を基に普及活動を推進し、ローカルな仕様ではない、国際的に通用する、共通利用性、接続性、拡張発展性、長期間の利用性、メンテナンスのしやすさ等を提言すると共に、様々な分野の方たちとの協働を大切にし、社会により良い機器とシステムをご提供する企業・機関・行政等をサポートする事業を行う。
  2. AALに関する事業では、利用者が住み慣れた住居で体調を整え、何が社会、日常生活に障害となっているのか、その障がいを解決、或いは軽くして、より良い生活を送るためにAALによって、どのような支援が可能かを利用者とご家族、医療関係者、福祉介護関係者、行政関係者に説明し、AALを導入した場合の総合的な利用者支援計画を立て、AALの役割分担を明確にした上で、支援を実施していくようなアドバイスをおこなう。また、利用するIT機器の機能と取扱い方法の習得法、故障時、停電時等のリスクマネジメント、メンテナンス等の運用ルールの制定などへのアドバイスを行う。
  3. IT機器、システムの御専門の技術者の中には、医療・福祉分野の知識が少し不足している方もおられたり、また一方では、医療・福祉の御専門の方の中には、IT機器。システムと言ったものにちょっと疎い方も見受けられる。この協議会では、これらの両者の不足する部分を補い、利用者主体を第一に考えて支援する次の様な事業を行う。
(事業)

第4条 この法人は、前条の目的を達成するため、次の事業を行う。

(1)ETA・AALに関する講演会、イベント及び研修の企画、運営、開催事業

(2)ETA・AALに関する利用当事者・医療・福祉機関、機器・システム開発企業、企業・行政及び関連機関に対しての実証実験並びにその支援事業

(3)システムの開発・改善に関するコンサルティング事業並びにエンジニアの育成事業

(4)ETA・AALに関する審査、認定事業

(5)ETA・AALに関する広報事業

(6)ETA・AALシステムに関する社会システム(リスク管理等)への提言事業

(7)各種コンサルティング及び改善支援事業

(8)ETA・AALシステム及び機器に関する調査・研究・開発

(9)その他、この法人の設立目的を達成するための事業

広報活動 (事業5)

ETA・AALに関わる技術者育成及び賛同者の拡大(事業3)

関連国際/国内標準規格を基本とした支援機能、利用操作互換性等の認定(事業4)

開発研究活動(事業8)

普及推進活動(事業1,2,6,7)

おわりに