月刊自動認識2023年3月号連載記事
はじめに
本年度、筆者が代表を務める(一社) ETA・AAL推進協議会が事務局を務めたセミナー及び研究会の成果をもとに、参加された企業等と共に、この分野を推進していこうと考えている。
テレビドラマの「Silent 」と「引きこもり先生」
コミュニケーションは、言語だけではなく、手話に於いても顔の表情、ジェスチャーなどの非言語的要素が互いの理解の為には重要である事を、これらのドラマを観ていて実感した。
ETAのユースケース(18)
タクシーの乗客サービス
外国から来た人々が安心してタクシーを利用できる仕組みをETAの支援を受けて可能とすることを説明している。
ETAのユースケース(19)
独居のシニア支援
AALシステムに使う、バイタルセンサー等の出力形式が、国際規格によって統一される(コンテナフォーマット)ことで、メーカーの異なる同様なバイタルセンサーでも代替えが可能になることで、融通のきくシステムとして、継続的に運用可能となる事を説明している。
また、例えば脳閉塞などの急病の場合にAIのアリスが緊急連絡を取ってくれるような仕組みを説明している。
おわりに
メールでは、非言語の代わりに絵文字や、感情を表す言葉などで補足している。人は、矢張り対面で話し合うのが良いのかと思う。特にコロナ禍では、顔だけのオンライン会議や顔も現さない会議もあり、人と人の間のコミュニケーションが希薄となっている事を心配している。また、ヒューマンエラーは、話し言葉にもあるのでは無いかと、推測している。