ETA、AALってなに?

簡単に言うと「ETAは機器等の操作がし易いようにする支援、AALは、IT機器等で日常生活の自立しやすい支援を行う」ことです。
詳しくは、下記の説明をお読みください。

ETAとは

ETA(Enhanced Terminal Accessibility) は、支援リクエスト情報ともよばれ、機器を利用する時に当事者の支援して欲しい事を機器に伝えて、機器の操作が使い易い支援(表示文字を見やすくする文字の拡大や白黒文字、聴き易い音声による読み上げ等の支援)を行う仕組みとなっている。 ETAは、分かりにくいので、主にコミュニケーションを支援するという意味で我々として分かり易く、「コミュニケーション支援(Communication Aid)と呼ぶこととする。

AALとは

AAL(Active Assisted Living)は、シニア等が自立する日常生活を送ることが困難な状況に陥った場合でも、自宅で望む生活が送れるようにIT機器等で自立を高める支援を行うものである。
介護の必要な独居か日中一人となるシニア等を見守、支援していくことは、今後の人手不足では充分な対応が困難となる事が予想される。そこでシニアの意思を尊重し、健康状態や生活状況などをプライバシーに配慮しながら親和性をもったIT機器で、今まで住んでいた家で、安全・安心に、それまでと同じような暮らしが続けられるように支援するものである。
尚、支援の対象は、シニアだけでなく障がい者、病気や怪我のため自宅で療養が必要な人を含めており、将来的には家族一人一人の健康ケア等もIT機器等でトータルに日常・社会生活を支援して行けるシステムとなることを願っている。
AALは、分かりにくいので、支援の対象者は広いが主にシニアへの支援を考えていることから「シニア自立生活支援」という意味で 我々として分かり易く、「シニアライフ支援(Senior Life Aid)」と呼ぶことにする。

ETAとAALの関係

コミュニケーション支援もシシニアライフ支援も、これまでの説明だと、何か「人と機器間だけのコミュニケーション」のことのように思われるかもしれないが、それらの機器の背後にいる人々とのコミュニケーションをも支援するツールである。特にシニアライフ支援では、コミュニケーションを、AI機能を用いた人型ロボットや映像、音声等でコミュニケーション支援を受けながら、様々な機関や人々とのコミュニケーションをとる仕組みを提案している。これにより、シニアライフ支援システム全体の複雑な機能を統合管理することで、利用者に過度な機器操作等の負担をかけない配慮がなされることになる。
また、このAIロボット等によって利用者は、ホテルのコンシェルジュのように、いつでも何でも相談できることから「ホームコンシェルジュ」と呼ぶこととする。更に、このホームコンシェルジュは単独で機能するのではなく、インターネット上のクラウドにあるスーパーバイザーによって。利用者に関連する最新の法的制度や医療・福祉分野、住んでいる町の日常・社会生活に関する必要な情報等がいつも与えられることで安全、安心で、その人らしい暮らしをサポートする事を目指している。