月刊自動認識2025年7月号(第50回)の概要

はじめに

 大阪関西万博のスイス館では、筆者の次男が「アルプスの少女ハイジ」のイラストを全て描いた事を説明している。その物語を、筆者は52回のアニメーションの全てを見直したところ、足の悪いクララが、立って歩くことが出来たのは、奇跡では無く、また、陽の当たる空気の良いアルプスの山麓に転地療養しただけでもなく、最後の三話を見ると、リハビリをきちんとやっている事が分かる。もし機会があればNETFLEXなどで、ご覧下さい。そして原書では、クララは成人して,看護師の道を選んだとの事である。
 さて、筆者の夢と希望も含めたユースケースを小説風に書くことを6月号から始めました。今回ば第二回です。

<あたたかい手ーAAL支援チーム 第二回>

 平次の会社では、主に家庭で独居のシニア、障がい者などの日常生活の見守りシステムの開発,設置,運用についての業務分野に進出しようとしており、国にプロジェクトの提案書が採用された事からM市の病院、介護施設,薬局、保健所、自治体などをチームとするプロジェクトチームが編成され,その始めてのオンラインの会議が行われた。そこで話されたのは、まず、特にシニアが入院して、長い間ベッドに寝ていると、歩けなくなったり、時には認知症が進むなどの治療目的とは異なる病状が起こる事(Hospitalization Associated Disability: HAD)があり、それをなんとか減らしたいと言う病院長の話から始まった。即ち退院後も自宅などで、リモートで体調のチェックやリハビリで患者などを支援するしくみを構築する話であり,チームがそれに、まず注力する事になった。話し合いの最後に,保険師から、一人の独居のシニアを訪ねてほしいとの要請があり、平次は、それを引き受けて、後日,訪問する事になった。(続く)

おわりに

 夫婦のどちらが発達障がいの一種であるアスペルガー症候群(注意欠如・多動症: ADHD)のである場合、そのパートナーの間で起こりやすい事で、カサンドラ症候群と呼ばれ,その相手が、ADHDのパートナーとのコミュニケーションが上手く取れず,うつ病を発症する事である。来月号以降で説明したい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です