2024年3月号概要
はじめに
今年の元旦に起こった能登半島地震後の支援や問題点に触れている。
被災した人々に必要なこと
東北大震災の被災者支援を13年間行なっている、オリーブ支援センターの千葉仁胤氏が、本当の支援とは、どう言うことかと言う言葉の引用で、「被災者自身が復興の主体とならなけらばならない事であるが、現実は、今だにそうなっていない」との事を指摘している。
筆者達は、高齢者、障がい者でもIT機器で何とか日常生活を自立して行ける支援を考えている。
国際標準規格による持続可能な普及を目指して
AAL(IT機器で日常生活を支援する)の国際規格の一つは、システムに異なるメーカーの血圧、体温計や脈拍センサーが交換、接続可能とするものである。
災害時日常的AALシステムは、有効に使えるか
ウェアラブルセンサーの利点を活かして、行方不明者の捜索やバイタルのデータで、その人の状況が分かる可能性を説明している。また、多数の負傷者が出た場合に治療の優先順位を決めるのに用いる、トリアージタグと一緒に、ウェアラブルセンサーをつけることにより、効率的な治療が可能となり、命を救う事の可能性の向上に役立つのではないかと提案している。
おわりに
災害時の心ないSNSでの流言飛語等に注意する事と、一般の人と話すときには、用語や略号を、なるべく使わない事が、良いコミュニケーションが出来るのではないかと、提案している。