月刊自動認識2025年3月号(第46回)の概要
はじめに
今後、実際にAALの実用化を進めようとする時に、最初は小さくても良いから、実証実験を行い、利用者、医療・介護機関、薬局、企業、自治体、関連省庁などと共に普及への道筋を着けたい。また、モデル住宅やモデルルームなどもあると、いつでも新しいセンサーの実験や関連する人々が自由に見学する事ができて、実用性を高める事が出来ると考える。
・選択肢の設け方
選択肢が沢山あると良いと思われがちであるが、心理学では、選びにくくなる事が指摘されているので、シニアなどの説明には、2択か3択で、次の選択肢に降りていく様な工夫が必要と言う提案をしている。
・聴覚情報処理障害(APD)とは
聴覚は、正常なのに、周囲の雑音で聞きづらかったり、意味が取れない障害である。
・聞こえているのに聞き取れない
その為に正常な会話が出来ず、人に誤解されたり、上司の指示が理解出来ず、失業する場合もあり、その人の人生に深く影響を与える事になる。
・APD患者の困りごとと支援対策
自身がAPDである事を相手に伝えて、静かな場所での会話か、筆談で話すことを申入れる。
また、聞こえたふりをしない。会話の中で質問があると答えられず、信用を失う。読書とか、音声で読み上げられた小説などを意味をしっかり取りながら聞く。など
・2025年問題
1947年からの団塊の人口が、75歳以上になり、今後、医療、介護施設の数が不足する可能性もある。また、少子化による従事者の減少もある。従って、在宅の医療、介護の充実が、急いで準備する必要となるが、IoTによる支援の場合、標準化による設備設置が、最も適切である。
おわりに
異なるメーカのセンサーに変更されても、システムに以前と同じ形式のデータをまとめておくる事で、継続的な情報を得る事が可能な、国際規格IEC 63430,コンテナフォーマットが2月に制定された。これを記念して3月26日に開催されるセミナーの案内がされている。